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2016年10月のアーカイブ

DG#02 「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」をかたちづくるーその1 プログラム 開催報告

  • 投稿者: 中田 千彦
  • 2016年10月20日 17:07
  • C-IAM

DG#02 「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」をかたちづくるーその1 プログラムの様子をお伝えします。

「DG#02 「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」をかたちづくるーその1」は、せんだいメディアテークキュレーターの清水有先生、建築家の渡邉武海先生をお迎えし、2016年10月13日(木)19:00から、せんだいメディアテークにて開催されました。
ギャラリーと図書館を有する公共施設として建設されたせんだいメディアテークの館内を回りながら、それぞれの機能、施設の果たす役割などを丁寧に解説していただき、11月に予定されている「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」の展示企画の概要、その準備に向けたワークショップの説明をなどをしていただきました。

プログラム開始にあたり、講師の清水有氏よりせんだいメディアテークの建物、成り立ちについてお話をいただく。

プログラム開始にあたり、講師の清水有氏よりせんだいメディアテークの建物、成り立ちについてお話をいただく。

せんだいメディアテークの特徴の一つである構造体のチューブの中で、この公共空間の特性や機能についての講義が行われた。

せんだいメディアテークの特徴の一つである構造体のチューブの中で、この公共空間の特性や機能についての講義が行われた。

せんだいメディアテーク地階の活版印刷機の部屋で、写真家畠山直哉氏の作品や活動についてのレクチャー。展示方法や展示作業についての話題。

せんだいメディアテーク地階の活版印刷機の部屋で、写真家畠山直哉氏の作品や活動についてのレクチャー。展示方法や展示作業についての話題。

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WS#01 「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」をかたちづくるーその2 開講のお知らせ

C-IAM 登録受講生の皆様

WS#01 「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」をかたちづくるーその2 開講のお知らせです。

前回の清水有さんのDGに連続し、せんだいメディアテーク6階ギャラリー全域を用いて11月3日から開催される「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」展の実際の展示設営現場に触れるWS参加者を募集します。主にギャラリー内で、展示作品のひとつ‘コンタクトシート’(写真フィルムをA4弱の印画紙上に並べて原寸でプリントしたもの)を、本展の為に制作した展示台上に並べていく作業に従事しながら、展覧会設営の一連の作業を直に体験するプログラムです。美術・写真に興味のある方や、展覧会の企画、設計、設営等に興味のある方は参加必至ともいえる貴重な機会となると考えています。
受講希望者は下記をご確認の上、10月23日(日)までにメールにてお申込みください。追って受講希望者の人数をもとに作業シフトの調整を行います。

日時:2016年10月29日(土)・30日(日)9:00〜18:00(A/9:00〜13:00、B/14:00〜18:00)
※参加希望者の人数によりますが、最大で1日2交代制×2日の計4シフトを想定しています。2日間通しての参加も可能です。
場所:せんだいメディアテーク6fギャラリー4200(当日は1F搬入口付近に集合)
持参物:特にありませんが作業に適した服装で参加のこと

申込内容:
氏名・所属・参加可能な日程およびシフト
※参加可能な日時の他に上記シフトのA・Bをお伝えください。(1日入れるのであればA・Bと記載)

展覧会のHP:
http://www.smt.jp/projects/cloven_landscape/

参加申し込みの返信アドレス。
ciam.miyagiuni@gmail.com

(今回の受講生募集は登録受講生の方のみを対象とさせていただきます。)

どうぞよろしくお願いいたします。

中田 千彦

宮城大学 事業構想学部
デザイン情報学科 デザイン情報コース 教授
C-IAM プログラムディレクター

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【プログラムレポート03】DG#02「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」をかたちづくるーその1

  • 投稿者: 中田 千彦
  • 2016年10月13日 10:00
  • 未分類

講師:清水有(せんだいメディアテークキュレーター)
日時:2016年10月13日(木)19:00
場所:せんだいメディアテーク

①せんだいメディアテーク館内見学について
・屋上…地上から約30m。一般に公開している場所ではないため手すりや柵は簡素なもので、隣接するビルなどもないため、仙台の街並みが360度見渡せる。
・7階…スタジオと呼ばれる。『考えるテーブル』など、小規模なワークショップや展示を行えるほか、小さめの丸テーブルがいくつも設置されており、自習する学生や、パソコンで仕事をするサラリーマンの姿が見られた。考え事に集中できそうな、静かで落ち着いた空間だった。小規模なギャラリーもあってレコードの展示をしていた。
・6階…可動式のパネルによって区切られるギャラリー。間仕切りを全て取り払うと1フロアがそのままホールになるため、体を動かすワークショップや音楽会などを行うことも可能。天井は他のフロアよりやや高い。
・5階…6階と同じような内装のギャラリーだが、天井はやや低く、間仕切りのパネルも可動式ではない。写真や絵画などの展示会向き。
・3、4階…図書館。4階は中2階であるため、5階から階段を下りてくると3階になる。照明は、光が真上に向かってから天井に反射し空間全体を柔らかく照らす『UFOシャンデリア』と呼ばれる特徴的な照明。空間全体が柔らかな乳白色になっていて(白熱電球特有の乳白色っぽい光。近々LEDに取り換えられるらしいので印象が変わるかもしれない)、白い棚や壁に赤を基調としたソファーの置かれた落ち着いた空間。3階から見た天井は約5mあり、蔵書の量は多いが開放的な印象。
・2階…児童図書館や映像音響ライブラリーがある。曇りガラスのようなものが壁になっていて、壁の向こうに人の気配を感じられるが、誰が何をしているかなど詳細までは分からない程度なので、それぞれの活動に支障は出ない。
・1階…定禅寺ジャズストリートフェスティバルなどで使われるステージ空間(オープンスクエア)、土産物などのグッズショップ、学食風のカフェがある。催し物が行われることを考慮した広い空間のため、上の階に比べるとだだっ広くてがらんとした印象が強い。
・地下1階…薄暗く青っぽい地下駐車場。白を基調とした明るい地上階とは対照的で、やや不気味に感じられる。仮面ライダーの戦闘シーンなどに適していそう。

私は仙台市青葉区で生まれ育ったが、せんだいメディアテークには昨年、先輩方の卒業制作展を見学しに訪れたのが初めてだった。その時は小一時間ほどしか滞在できなかったため、今回の館内見学は非常に興味深いものだった。

②畠山直哉展について
 畠山直哉氏は世界的な写真家で、せんだいメディアテークとは、メディアテーク建設の際に施工現場でカメラマンを務めたなどの繋がりがある。
岩山の爆発の瞬間に飛散する岩石をぶれることなく切り取った静止画のような写真や、夜の幹線道路を直線に見下ろす地点から、シャッターを開けたままにして撮った赤い光の川のような写真、草地にできた大きな水たまりに、鏡のように映り込む木と空の写真など、風や音を感じさせない、凪のような写真が作品として多く出回っている。
 ヨーロッパの風景を中心とした写真が有名だが、岩手県陸前高田の出身で、東日本大震災以降、陸前高田の被災の様子や復興の様子などを記録している。震災の津波でご家族を亡くされているというお話のせいか、被災した陸前高田を撮った写真には、凪のような風景から、そこで起きた現実が平面を飛び出し迫ってきて胸の奥を突かれるような、無色透明な迫力が感じられる。

デザイン情報学科3年
齋藤涼香

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告知:DG#02 「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」をかたちづくるーその1

DG#02 「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」をかたちづくるーその1
講師:清水有(せんだいメディアテークキュレーター)
日時:2016年10月13日(木)19:00
場所:せんだいメディアテーク(一階エントランスに集合)
概要:11月にせんだいメディアテークで開催される「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」の担当キュレーター、清水有先生を講師にお迎えし、公共施設のギャラリー空間で開催する企画展のあり方、作り方について、対話形式の授業を行います。このプログラムは清水先生による3回のDLに加え、什器設計を担当されたデザイナーの渡邉武海先生による、会場設営に実際に関わるWSを加えた4部構成で開催します。

http://www.smt.jp/projects/cloven_landscape/

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