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ポルトガル映画祭

  • 投稿者: 茅原 拓朗
  • 2011年2月5日 00:52
  • 告知 | 映画

明日2月5日から、仙台メディアテークでポルトガル映画祭が始まる。ポルトガルと日本の修好通商条約150年を記念して昨年から全国を巡回している特集で、秀作揃いと評判も高くずっと楽しみにしていた。それだけに限られた時間でどれを見るかの選択に迫られていて、これはいっかというものは一本もないのだが、テレーザ・ヴィラヴェルデの『トランス』、ミゲル・ゴメスの『私たちの好きな八月』、そして当時のポルトガルはどんなだったろう?という民俗学的な興味もあってマノエル・デ・オリヴェイラの『アニキ・ボボ』(「警察と泥棒」という遊びの名前だそうなのだが、それってドロケイ?)だけでもなんとかならないかと苦慮しているところである。学生だったらなぁ・・それにしても巨匠オリヴェイラのレトロスペクティブを軸としつつもこれらはまさに映像表現の一方の(というのは私たちのまわりのyoutubeやらケータイ小説的なものに対して)「現在」なのであり、オリヴェイラを生み、そしてペドロ・コスタを生んでなお尽きないポルトガルの映画的土壌の養分はいったいどのように醸成されてきたのだろうか?本当に不思議である。

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