受賞等のアーカイブ
アーキエイドが吉阪隆正賞を受賞
- 2015年7月25日 01:38
- 311震災復興関連記事 | 中田千彦研究室 | 受賞等 | 告知 | 活動
建築家による東日本大震災の復興支援活動のプラットフォームであるアーキエイドが第三回吉阪隆正賞を受賞しました。
吉阪隆正賞とは、建築家である吉阪隆正の意思をうけ、生活文化に寄与する個人や団体に隔年で授与される賞です。
今回はアーキエイドが展開する「東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク」活動に対し授与されました。
2015年7月22日には、建築会館大ホール(東京、田町)にて授賞式と記念講演会が開催されました。
アーキエイドの実行委員として、小嶋一浩さん、福屋粧子さん、犬塚恵介さんとともに授賞式と記念講演会に出席してきました。
大変栄えある賞をいただきましたこと、アーキエイド関係者とともに感謝いたします。
- コメント(閉): 0
- トラックバック(閉): 0
首都大学東京の渡邉英徳先生のチームが「アルスエレクトロニカ」主催の国際コンペティション「Prix Ars Electronica 2013」にて栄誉賞(Honorary Mention)を受賞
首都大学東京の渡邉英徳先生が、2011年から制作を続けてこられた「東日本大震災アーカイブ」や「震災ビッグデータの可視化コンテンツ」など一連の活動が受賞です。
オーストリア・リンツで開催される電子芸術の祭典「アルスエレクトロニカ」主催の国際コンペティション「Prix Ars Electronica 2013」にて、栄誉賞(Honorary Mention)を受賞しました。
宮城大学中田研究室の佐々木詩織さんが制作したバイノーラル録音による音声アーカイブも収録されています。
渡邊英徳先生とは、デザイン情報コース3年生後期演習課題(蒔苗、中田、物部担当演習科目)において、首都大学、宮城大学の三年生と共同して課題作品にとりくむ試みを過去数年にわたって続けてきています。
こうした同胞の受賞は大変嬉しく、学生の皆さんの今後の励みになると思います。
■東日本大震災アーカイブ
■震災ビッグデータの可視化コンテンツ
■受賞者一覧
○「東日本大震災アーカイブ」制作チーム(参加順、敬称略)
– 渡邉英徳,太田裕介,佐々木遥子,野澤万里江(首都大学東京)
– 中田千彦,佐々木詩織(宮城大学)
– 二宮章(design studio “PENCIL”)
– 古橋大地(MAPconcierge Inc., 東京大学空間情報科学研究センター)
– 奥山晶二郎 (朝日新聞社)
– @pcaffeine
– 早野龍五(東京大学)
– 松本直人(さくらインターネット研究所)
– 村上圭子,山田一郎(NHK)
– Project 311 – 東日本大震災ビッグデータワークショップ「位置情報付きのtweetリスト制作プロジェクト」メンバー
- コメント(閉): 0
- トラックバック(閉): 0
グッドデザイン賞受賞につきまして追加ご報告
去る11月22日、東京ビッグサイトで開催されました2012グッドデザイン賞発表会におきまして、私たちのプロジェクト「A Book for Our Future, 311」へのグッドデザイン賞授与が行われました。
皆様の多くのお力添えのもと、東日本大震災の被災地への継続的な支援活動に対し、デザインを通じた取り組みとして評価していただけたことは何よりもありがたく、今後の励みとしていきたいと考えております。
グッドデザイン賞へのエントリーの際に制作を開始した冊子を、2013年1月発行予定で準備を進めております。
数に限りのある冊子になるかとは思いますが、発行の際には是非ご覧いただければと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Team A Book 一同
- コメント(閉): 0
- トラックバック(閉): 0
2012グッドデザイン賞 受賞のご報告
- 2012年10月7日 11:58
- 311震災復興関連記事 | 中田千彦研究室 | 受賞等 | 告知
中田研究室が宮城県南三陸町戸倉長清水地域で取り組んでいる震災復興支援プロジェクト「A Book for Our Future, 311」が2012グッドデザイン賞を受賞しました。
学生の皆さんの丹念な取り組み、地元の皆さんとの実直な共同作業がデザインの分野での評価をいただくことになったのは、これからの被災地復興において大きな意義を与えることだと思います。
今後とも研究室の活動は継続します。どうぞ皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
また、グッドデザイン賞発表展が開催されます。
詳細はこちらをご確認ください。
(以下、グッドデザイン賞受賞作品掲載ウェブから転載。)
受賞対象名:地域再生復興プロジェクト [A Book for Our Future,311]
事業主体名:南三陸町戸倉地区長清水契約講
分類:都市づくり、地域づくり、コミュニティづくり
受賞企業:宮城大学 Team A Book (宮城県)
概要
“A Book for Our Future,311”は、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町戸倉長清水の地域再生デザイン。宮城大学や集落の人々が中心となり様々な領域のデザインを実現。融合のプロセスから生まれる行為を考える。復興のシンボルとなる「ながしずてぬぐい」津波の浸水域を再生させる「平地プロジェクト」隣接地の新しい住環境形成の為の「高台プロジェクト」漁業の拠点となる長清水番屋などの個別具体的なデザインや、現地で実施されるワークショップ「ナガシズスケープ」展覧会などプロモーション活動も実施。一連の実績が未来の産業再生計画や具体的な集団移転事業の足がかりとなり今後も継続的に展開される。
プロデューサー:中田千彦(宮城大学)
ディレクター:中木亨、武田恵佳、富沢綾子、青木淳(青木淳建築計画事務所)
デザイナー:小室理沙、佐藤絢香、佐々木詩織、佐藤江理、大槻優花、dezajiz.
プロジェクトスタート:2011年4月6日
受賞対象の詳細
開発・企画について(サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと)
限界集落と言われた三陸の沿岸部集落は、今回の津波によって壊滅的な打撃を受けた。家屋の高所移転を計画する「タカダイプロジェクト」では、浸水した平地での新たな生活をデザインしているが、過去に学び、後世に継承する生活の作法を正しくデザインすることが不可欠である。地域には受け継がれていた風習、風土があり、その意味を再考することなくして実現せず、今までの社会秩序や常識ではも通用しないことを痛感する。
デザインについて
(身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること)
被災直後、長清水集落では地域住民が団結、連携し復旧、復興に取り組んできた。「ながしずてぬぐい」は人々が瓦礫撤去や農業再生の現場で汗をぬぐうためのシンボル的な存在として、皆で労働することをささせるデザインである。さらに、関連する地域再生デザインも、地域固有の人のスケールを意識し「身の丈」に相応しい生活環境の復活を目指す計画として取り組んでいる。
(「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること)
三陸沿岸部の集落は、気候や環境の変化に応じた生産と生活を実践してきた地域社会である。被災により住むことが困難になった土地に代わる新しい生活環境と、集落の再生計画について、長清水固有の地域性を維持しつつ、発展的に持続可能な地域システムのデザインをめざし、住民とともに考え、そのアイディアをフィードバックすることを実践できる環境が整備できたと考えている。
(「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること)
集落の主要産業であった、養殖漁業を支援するための提案は、プロジェクトの開始以来メディアを通じて高い関心を集めた。漁業作業の拠点となる「長清水番屋」の建設は、震災により離散した集落の人々の再集結を促し、漁業を通じたコミュニティの再生に寄与することとなった。また、「平地プロジェクト」では、浸水域の農業や商業の再開のプランを提案し、小さな産業活動の活性化への貢献が期待されている。
(「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること)
2011年9月に東京で開催されたUIA2011東京大会世界建築会議の会場で行ったデモンストレーションや展示を通じて、本活動への認識を国内外の建築家、デザイナーから得たことは、以降の活動を広げていく重要な機会となった。長清水という一集落について考え、被災地の現状を正しく理解し、より多くのアイディアやメッセージを集積、活用することが今後の復興と新しい社会のデザインの糧となったと考える。
(ユーザー・社会に伝えたいこと)
東日本大震災を経て、私たちの社会を取り巻く状況は大きな変革を迎えた。機智を必要とする現場に赴き、人に寄り添い、あるべき色や形、出来事を実現することがデザインの本質である事を再認識させられている。一連の活動を通じてコミュニケーションが生まれ、臨機応変に実践してきたことがネットワークを介して共有され、リゾームのように有機的に活動し、総体としてのデザインが生成し得る事を共感していただければと思う。
審査委員の評価
震災によって破壊的な被害を受けた宮城県南三陸町。国、県、地方自治体の具体的な復興政策が進まない。宮城大学が中心となり、具体的な復興計画をすぐに受け入れる余裕がない住民に絵を描き、伝え、対話し、その想いをさらなるアイデアへと置き換える作業を繰り返すことで、様々な領域の復興に向けたデザインを実現し次のステップに繋がっていった。それら一連の実績は今後具体的な移転事業の足がかりとなり、今後も継続的に展開されていく。震災直後から住民と一体になって行われたこれらの取り組みは、今後自立した地域再生の継続的な原動力として高く評価できると共に、今後の他地域における先進的な事例としても極めて有効であるといえる。
(担当審査委員| 南雲 勝志 (ユニット長) 大島 礼治 黒川 玲 手塚 由比 堀井 秀之 森田 昌嗣 敬称略)
- コメント(閉): 0
- トラックバック(閉): 0
2011年ヤマハ(株)デザイン実習参加決定!
例年デザイン情報演習4(来年度からはデザイン情報演習Bとなります)の特別講師をお願いしているヤマハ(株)デザイン研究所の「かたち研」の方からデザイン実習参加者推薦の依頼があり、学内一名枠として3年生の小室リサさんを推薦したところ見事一次審査を通過して2月末に浜松の本社で一週間にわたって開催されるデザイン実習に参加することが決定しました。この実習はヤマハ(株)から直接依頼があった大学のみ参加できるもので、宮城大学デザイン情報学科も他のデザイン系大学とならんで学生の能力が評価されつつある証と言えると思います。選考の際も上位で通過したようで、「美しい表現でした」とのこと。課題は「写真立て(フォトフレーム)」のデザインでした。実習には様々な美術系・デザイン系大学の学生が参加します。そこで得られる経験を持ち帰ってもらうことで、我々のデザイン能力の位置づけがよく分かることでしょう。また、普段大学の中だけでしか相対的な評価を考えられませんが、今後はこうした外部と我々との相対的なの位置づけを知るよすがともなることでしょう。いずれにしろ、各方面で学生諸君のデザイン能力は評価されつつあります。今回の一件はその象徴と言えるものです。今後もこうした情報はどんどん提供していきますので、いつでも力を発揮できるように腕を磨いておいて下さい!
- コメント(閉): 0
- トラックバック(閉): 0
- アーカイブ
-
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年1月
- 2017年10月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年2月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- メタ情報