- 2012年5月25日 10:39
- Digital Fablication | デ情演習B
今年の3年生デザイン情報演習B「作る技術」パートではカッティングプロッターを使ったランプシェード制作です。からっと気持ちのいい季節、外に出て緑豊かなキャンパスで「木漏れ日」を観察してその特徴をいかしたデザイン、というのがテーマ。材料はケント紙と厚手のトレーシングペーパーのみ。本日はまずはカッティングプロッターを使ってみよう、ということで各自データを試し切り。あちこちで「をを〜!」という歓声が。「こんなの手で作れない!すごい」というのが共通の感想。でも、もの作りはとにかく「手」を動かさないとなにもできないので、ひたすら切ったものをあれこれ実際に組み合わせてみて、いかにして「木漏れ日」が表現できるか、みなさん試行錯誤の3時間でした。
この課題ではデジタルデザイン手法による精密性と、紙の特性や手業による造形の冗長性を組み合わせて、さらに光と影を意識しながらデザインを行うというのが大きなテーマです。技術としてはデジタルファブリケーションの基本と言えます。先週、慶應大学SFCの田中浩也先生の特別講義の影響もあってか、いつにも増して「つくる」モードの高い1日でした。